おやごころと芸人
親はだれもが、自分たちの子供には普通にすくすく育ってほしいと、薄氷を踏む思いで望んでいる。
だから、いつも薄い氷の上にいると、いつかは落っこちてしまうはめになる。そして、私はそういう心配をかけるのはよくないと考えるようになった。画家とか小説家とか、芸術を志すには貧乏人は向かない。どっかでけりをつけなければならないのだ。
オッカアを楽させるために・・・。
今、時代は変わった。お笑い芸人になりたいという若者が増えている。みんな賢そうな秀才が多いように私には見える。なぜなんだろう。
その答えが、実は「おっかさんを楽させる」ためなんだということのようだ。変わったのだ。完全に考え方がシフトした。いつからだろうか。TVのアナウンサーがニュースを伝えるひとから一種のタレントになったのもこの傾向を示すものだ。
親はお笑い芸人に子供がなりたいといえば、この子はそんな難しいことに挑戦する勇気ある子に育ってくれたと思うという。
確かにヒトとしての優秀さというと、協調性があり、理解力があり、明るい人柄ということだろう。そんなヒトに私もなりたい。
たしかに時代は変わっても、また繰り返すものだ。ヒトは生まれつき喜怒哀楽という感情をもっているから、明るいヒトにはだれもがなれるのだが、そうならないこともある。
子供たちの親としては、普通に生きてほしい。そしてできるならばヒトとしてできることを全うしてほしいと思う。明るさはだれにもある。暗いヒトにもすごく明るいものがある。それは私たちがコミュニケーションするための「喜怒哀楽」の一つなのだから・・・。
芸人の人たちは、親孝行をしっかりとやって模範になってほしいと私は思う。
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