第五福竜丸のこと、ひとの強さ、勇気
PHPの9月号でみた記事で、第五福竜丸のことをすっかり忘れていたことを思い出した。
夢の島に保存されている船体は、歴史を語らない。そこで体験したひとしか、本当の苦しさはわからない。核の恐ろしさを語り部として伝えようと決心したと大石又七さんは言っている。「伝えたいことがある」というタイトルの記事だ。
1954年の3月1日にマーシャル諸島のビキニ環礁近くにいた第五福竜丸は水爆実験のとばっちりを受けたのだ。広島、長崎で多くの人が受けたいろんな傷をこの漁船の乗組員は受けてきた。後遺症と子供たちへの影響は心に大きな痛みを与えたといっている。ほんの小さなことでも世の中の中傷誹謗は当事者を痛めつけてしまうものだ。
痛めつけられたのは・・・。そんなことを想うと子孫への責任を感じることになり金縛りになってしまう。大石さんのお子さんはそんなことをしっかりとやっつけたという。結婚相手にすべてを話したという。そんなことが本当に好きならできるということだろうか。それともそういう相手に巡り合うように神様が考えてくれたのだろうか。ヒトは強さを持つべきだし、強いものをもっているから、それだからこそ、優しくもなる。
私はある時期、この第五福竜丸が学生の練習船としてつながれていたポンドの脇の寮に住んでいたので、古ぼけた木造船だなと自分の目でみている。そして、夢の島の保存館にもいったことがある。
この記事で想うことは、たったひとつ、ひとの勇気ということだ。いつまでも、この記事で知ったエピソードを含めて、私たちはビキニのことや、そのほかの被害のことを忘れてはいけない。
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