あとだしじゃんけん
これが実はとても難しいのだ。後だしじゃんけんはずるさの象徴のようなものだが、本当に難しいのだ。そういうルール、つまり後だしでじゃんけんをするというルールでやるのだ。
反応する能力だろうか。相手のマニフェスト(政権公約)を見る。そして、自分のマニフェストを出す。どっちが、いいだろうか。後だしが有利だろうか。
そうではないだろう。
いつ出すかではなく、大きな原則とか基本的な方針を決めることが一番難しいのだ。日米安保が否定されたままでは、選挙で支援できないのだ。将来的にはいろいろな紆余曲折があろう。米国だって、国家としてのベースはきちんと踏襲している。
おおむねいいのではないか。鳩山民主のマニフェストは合格点ではあろう。もちろん詳細に検証はできないのが国民であるが、政治家としてのリーダーの言葉でその覚悟のほどをしることが一番である。
自民党のマニフェストは、民主を超えるものにはならない。それはできないだろう。実績がある。現実路線は、それでいいのだ。今まではそれでやってきた。
ひとつの政権交代というパラダイムシフトを完成させるには、もうひと山二山を越えることが必要だろう。険しい山登りであろう。命を落とす覚悟もしておかなければいけないだろう。
いろいろと足を引っ張るものがいっぱいいるはずだ。せいぜいそうするべきだ。正々堂々と足を引っ張っればいいのだ。また、力をいっぱい蓄えてくることだ。それが二大政党政治だ。
国民の選択は決して後だしじゃんけんで決めたりはしない。そんな偶然のものではない。数十年らい、しかれてきたレールの延長線上に身をおいているのだ。
後だしじゃんけんはとても難しいということを、リーダーは知る必要がある。そして、骨太の方針をぐっと維持することではないのか。
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