最近のトラックバック

« 松坂復帰のこと | トップページ | アジアの力を見直すとき・・・ »

麻生首相のことば

一年足らずの政権担当だった。自民党以外に政権担当能力はないと、国民が想っているとだれも疑わなかった。

錦の御旗がもう効力がないというのに、まだ郵政民営化は国民の意思であるとまやかしを述べる学者の弁舌に振り回されていたとしか、私には思われない。

道半ばにして・・・という想いと百年に一度という経済危機をみごとに乗りきったという自負があると想う。

でも、やはり道半ばということなのだ。選ばれたのだ。総理総裁として選出されたのだが、ズタズタにされてしまった。生まれの良さが、やはり坊ちゃんという宙ぶらりんなところで漂ってしまった感じだ。

もっともまれてこなければ、もっと派閥クラスでいえば大きくなっていなければならなかったのだ。自民党の中でも、いつも少数派閥の苦渋をなめていたのだ。

後半の麻生首相は、かなり疲労困憊というイライラが目に付いた。「あなたとは違う・・・」といった福田前総理とはちがうのだが、ぶらさがりの記者にかみついたりしていたのは、とても哀しい気がする。

偉い・・・。偉さ・・・。ゾンザイな感じ・・・。上流階級かも・・・。庶民派という資産家・・・。勉強しない人気者・・・。ジャニーズ系のおじさん・・・。オリンピック選手という肩書・・・。

鳩山代表のあいさつ時の取材カメラの前でテーブルに躓いたのは、やはりイライラという感じを受けた。後継者へのアドバイスでは、国の方向を誤らないようにしっかりと・・・というような言葉だったようだ。まだ首相という偉さを誇示していたような感じ・・・だった。

まあ媚びる必要はないものの、どうも苦渋が染み出てきている感じだった。まあ、その場でもし喧嘩を売られたらどうしたらいいのか・・・、ちょっと心配した。でも、無事終わったようだ。

笑顔で握手という米国方式とは、どうもちがうのだ・・・。

でも、私は御苦労さんといいたい。途中では期待し、励ましもしたのだ。でも、最後はどうも勘違い、場違い・・・という降板劇だった。党の総裁の名前を書きたくないという党員の姿はなんともせつないものだ。どっちもどっちだ。

会談内容を私の口からいうことはありません・・・。この言葉が、なぜ出てくるのか。理由はどうあれ重責を終えた国家のリーダーにエールを送るのは国民の願うところだ。でも、あくまで言葉尻を捕まえられないでという、民主党新人議員に対するガイドラインと同じことを、時の麻生総理はやっていたということなのだ。

どうも納得できない終わり方だ。情報公開という原則でなくても、百年に一回という経済危機を回避したという政治家はもっとリラックスして、国民と後継者にアドバイスしてもらいたいものだった。

会談の中身を私から申し上げることはありません・・・。どうも不思議な妙に無意味な言葉に想うのは私だけだろうか・・・。

« 松坂復帰のこと | トップページ | アジアの力を見直すとき・・・ »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 麻生首相のことば:

« 松坂復帰のこと | トップページ | アジアの力を見直すとき・・・ »

2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ