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無菌社会の行く末

殺菌。除菌。無菌。

清潔と言えるのだろうか。黴菌のいない空間をつくることで、この世の中は純粋なものになり、汚いものから隔絶されるのだろうか。

そして、問題はちゃんとした世の中になりうるのか・・・という疑問が持ち上がっている。

農業に有機農業というものがある。

害虫がいっぱいで回りの農家の畑にも影響するから、村八分のようになるらしい・・・。そんなことを恐れて昔の篤農家は化学肥料を当てて、害虫を駆除して、農業生産の効率化を図ってきたのだという・・・。

でも、そこには連作障害とかいろいろな問題が起きてきたのだ。

だから、有機農業というものが流行しだした。いわゆる無農薬農業という今の時代にあった生産方法だという。

でも、そこまでくるには、上記の誤解をなくすこと、そのための基本的なシステムの理解と実践というのだろうか・・・・、努力の連続だったのだという。

私は、無農薬だから、害虫が食った残りの部位を商品にするのだろうとしか、想いつかなかった。

ところが違った・・・。

メカニズムというか、無農薬のシステムというか、そんなものがあるのだという。そこを信じるかどうか、信じ切れるかどうかということに、成功への境目があるのだとのことだ。

つまり、害虫は益虫などの餌になる・・・ということだ。

自然の力だ。自然のバランスだ。ひともその輪に入っていかなければ、この大地の自然の土壌のエネルギーを使いこなすことはできないということなのだ。

もちろん、無菌社会なんて続いても、だれもそんな制約の多い生活を望んでいるわけではない。

赤ちゃんの無菌室を想像してみよう。特異な体質で無菌室でしか生活できない患者の息苦しさを理解できるか・・・。どうしようもない時はみんな同じだ。でも、大衆の多くが、そんな環境で暮らせるわけはない・・・。

無菌社会という妄想はどっかへ吹っ飛ばそう。

この大自然でありのままで、暮らそう・・・。

無菌社会の行く末は、大自然の恵みがもし数億年あるとしたら、たぶん数十年に短縮するようなものだと私は想像しているのだが、どう思う・・・。

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