トニーブレアの言葉
一に教育、二に教育、そして最後に教育だ。この世の中で大切なものは、教育だ・・・。
そんな内容の演説をしたらしい。英国の元首相のブレアー氏だ。
冬のオリンピックでは、一に金、二に金、三に金だということだろうか。メダルの取れない選手は出すな、責任者は辞任しろということのようだ。
でも、そうだろうか。政治の世界にもそんな風刺があるのを知っているだろうか。カネ、カネ、そしてまたカネというのだそうだ。
一番、相手を攻撃してポイントを稼ぐのが、カネにまつわる話だということだろう。そこには、昔からいろいろなことがあった。政治力のあるものに集まるカネは、影響力を行使するとか、相手もワルの仲間に引き込んでしまうという論理なのだ。
もう逃げられないように首根っこを押さえてしまう。そしてロボットのように操る。首相にしてやるとか、大臣にしてやるとかいって自由に操るのだ。でも、それは、政権与党になって権力を実際に握ることが条件なのだ。
普通はとらぬ狸の皮算用でしかない。でも現実になると、それはその通りなのだ。みな権力に寄り付くのだ。それは、悪者とか正義の味方とかいう区別はない。
トニーブレアの言葉は、やはり教育、教育、そして教育というものだった。
今の自民党野党は、汚職・汚職・汚職と与党民主党をののしっているようだ。でも、そこで立場が変われば、失策をとがめられる確率は世間の関心度に比例するのであって、同じ穴のむじななのだ。
この世の中の基本要件は、「品質」「経緯」「事実」そして「人間性」だという。社会の品質を向上させつづけていくには、そういう理念をもったひとによって創造されるだろうし、そこに至るプロセスは教育が健全に行われ続ける体制が確立されていることが必要だろうし、そこに実際にあることを認めることがさらに求められるだろうし、最後にひととしてどうかという判断があるべきであろう・・・。
こう考えると、教育というものの重要性を改めて想うのだ・・・。
トニーブレアの言葉は、そこに人間性に基づいたしっかりした基礎があるもののように私には思える。
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