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こころを宇宙のかなたに飛ばそう・・・

今、実態としての身体は、あまり自由ではない。

たしかに地球上では、時間をかければどこへでも行ける。

しかし、今も近くの山岳地帯で遭難する。

渓流上りとか、谷上りとかで事故に遭う。

そんなとき、どうする。ツキノワグマに襲われる。怖い。

ほかに大自然の中では、助けるひとは見当たらないだろう。

都会も同じだ。休日のホコテンで、凶器を振り回し殺傷する。怖い。

ロケットで地球のちょっと上層部のソラに人間の創った宇宙基地がある。

そこへ実態のあるひとを送り込んでいる。怖い。いつ、空気がなくなるかわからない。原因がわからないことがあるし、ヒュウマンエラーは当たりまえというのだから、怖いのだ。

そんなとき、こころを宇宙のずっと遠くへ、だれの意識も届いたことのないスペースへとばしてみようではないか。

それは、多分、この自分の身体の中にあるこころのたぶん裏側あたりなのだが、どんなものだろうか。宇宙をこの小さな身体のそれも脳みそのある細胞に取り込んだということではないか。

もともとこころとは、そういう試行錯誤が創りだしたものではないのか。それが突然変異で大きく飛躍したものへと発展した・・・。

そんなことができるのだ。ひとのこころとからだだけでだ。そういうものすごい機能がこの地球上に60億ぐらいあるのだ。

宇宙のかなたは、そういうこころで渋滞するかもな・・・・。

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