守秘のルール
守秘。
秘密。
秘密を守る。
職業上知りえた秘密を他者にばらしてはいけない。犯罪になる。もし法律で規制されていたならば・・・である。
ところが、この世の中にはすべて法律で規制されているわけではない。
だから、どこまで許されるのかが気になる。
すべておのれの責任範囲で決めていいのもだろうか。私の決めたことだから、それでいいなんてどんなワンマンなひとがいう言葉だろうか。権力を持つ人たちが昔、いっていたことは私も知っている。でも、今は、もういない・・・。
なぜ。
社会常識というものがある。その範囲ってなんだって・・・。それは、かならず自分にはねえってくる限度とでもいっておこうか。そういうものがある。
守秘。
義務で守秘するのは、ある意味簡単だ。
でも、それを責務で行うとなると、罰則があるかどうか不明ならそこで迷うのだろう。
罰がなければ構わない。損することはない。はたして損しないのだろうか。限度を超えたら、しっぺ返しが来る。これが社会の通常の姿だ。多少の遅早はあるが、いずれ巡り巡ってくるだろう。
守秘には体力が必要だ。信念が必要だ。大きなエネルギーがいる。
何よりも揺らがない常識が要る。そこにひとの絆とかも含まれるのではないか。迷ったら、そこでネットワークとして考えてみることだ。どんな風に跳ね返るのかを、想うことだ。
かならず、自分に跳ね返ってくる。そして、自分よりももっと大切なひとへと影響することもあるのだ。自分なら我慢するが、大切なひとがそんな影響をうけたら、もうそこで耐えられなくなるだろう。
そういうしがらみがみんなの間で、地域で、国々で絡み合っているのがこの社会だ。空気を読むというのではなく、そういうことをみんなが感じているし、もともと生まれつき備わっているひとの大切な機能なのだ。
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