目に見る効果・・・
原発へのヘリによる冷却水の投下を見た。
放射能汚染の不安に対して、金属板を底に張り付けるなどの防御を行って実行したのだという。
これはゲームではない・・・。
日本のこれからの百年、二百年を背中にしょっているのと同じことだった。
そして、みんながその光景を固唾をのんで見守ったのだ。
目で実際にみると、机上の空論の中身がどんなに高等で立派であろうとも、あの実際の水の投下作戦の実行以上の効果はないだろう。
危険の前で自分があの立場だったらなんて・・・・みんながそう想いながら、見つめたのではないか。
やはり社会の一員になって、その任務をこなす技術を十二分に身につけることが、ひとりの国民としてとても大切なのだと、私は想った。
いつも、社会や組織のほんの小さな歯車でしかない・・・とひねくれてしまう自分の中に、ある意味での勇気がわいたのだ。
それは、危機下の心理というものとはいっても、普段から、わたしたちは何のために生活を送っているのか・・・と想えば、いろいろな事態に備えているということができるのではないだろうか。
そういう意味で、スポーツとはなんだろう。その社会の中での役割とはなんだろうと考えるとき、私は今回の自衛隊による異常事態にある原発への放水作業、その他救助作業など目に見える効果が、つまりスポーツ、とくにプロスポーツの効果なのだと想うのだ。
そこにいろいろな心理状態にある庶民ファンへの勇気、大丈夫さという気持ち、頑張れというメッセージがあるのだ。
やはり、目に見える効果とは、すごい力を持っているものだ。
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