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食品汚染のこと

大気汚染。海水汚染。河川汚染。農地汚染。人体被爆。動物被爆。

いろいろな汚染がある。こと生き物に関しては食品という形で口に入り、汚染される。

食品の安全、安心は、危機管理の重要事項として、省庁横断の食品安全委員会が担っているのだが、そして、放射能汚染については、原発事故を想定した場合、他国の前例であるチェルノブイリ、スリーマイルなどから、安全サイドの対策をとってきたのだ。

でも、現実になるとその扱いは難しいものだ。

現実に生産者の生活が成り立たなくなるのだ。

当然、生産者の過失ではないから、原因者が損害を賠償すべきものである。しかし、ひとは今も生きているのだ。仕事をしてその産物から糧を得ているのだ。どうする。食べてもいい汚染度だとかどうだとかいう議論の前に、安全サイドの対応でいいのだが、その先が見えないのはとてももどかしいものだ。

海岸線に沿って存在する原発は日本国内で50基程度だろうか。

放射能を帯びた海水が沿岸に放出されているのだが、基準値が守られていた。でも、この危機的状況での最優先事項は原発のコアである炉心の安全な制御である。

だから、周辺の状況に十二分に配慮できないことは明確だ。そこで、どうするかだ。

鶏一万羽を放置しなければならなかった心境が報道されていた。生き物だ。ニワトリ、牛、豚などの家畜を移動させるだけの余裕はない。卵も牛乳ももう食品にはできない。今回は放射能汚染なのだ。

初めて経験する危機である。

そして、海水汚染も報道されている。福島沖は、黒潮と親潮が入り混じっているはずだ。世界を八の字を描いてめぐっている深層海流にもし入り込んだら、それは長年にわたって影響する。大西洋の北極近くでも、アフリカや南アメリカの南端や南極付近でもその汚染はつながってしまうのだ。

これ以上の脅威はないといわなければならないレベルではないだろうか。

日本は汚染ということに関しては、水銀汚染という大事故を経験している。水俣湾の水銀汚染は長年にわたり、魚介類を食していた住民、猫や犬などのペット類が奇病に見舞われたのだ。胎児への影響もあった。

そういうメカニズムをわたしたちは知っているし、その汚染メカニズムが明らかになる過程での安全神話に似た状況説明を経験している。そして、被害を受けて苦しむ住民の現実を目の当たりにしてきているのだ。

そこに被害の補償問題が常にあることは、もちろんのことだ。

今回の原発も同じように原因を突き止めていくことが必要になる。被害者を救済する。そして、被害者を少なくする努力が今現実に進められているのだ。そういう救済のメカニズムが、安全を絶対に確保するということと比べると、あまりにも軽視されているように想うのだ。

ありえない・・・。でも、絶対ということはない。よく聞く言葉である。

百年に一度、千年に一度という問題で片づけられていいのだろうか。

人間の知恵とはいいわけのためにあるのではない。これは断言できる。

わたしたちの知恵はそういう状況を防ぐためにこそ使われていくべきであり、そういう知恵を持つ私たち自体が、そうしていかなくてはならないのだ・・・と私は考えている。

食品汚染は除染できるとかいう問題ではないのだ・・・。

汚染しない対策をどう今後考えていくかだ。

そこには、私たちの健康が第一であること。そして、問題が起きたら、プロセスとしての原因を突き止めて対処することだ。起きたら対症療法でいくというごまかしは推奨しない。

そのうえで、すべてを事実に基づいて処理する必要がある。情報を適切に開示していくことが大切だ。さらに、わたしたちは人間であり、その人間性を尊重した答えをだしていく必要がある。

食品汚染に絡む重要事項は、この国では十分な情報公開のもとに進めていくべきものだ。みんな子供たちのためだし、老いていく仲間のためであり、働く労働者のためでもある。

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