自衛隊のこと
災害のたびに活躍が報道される。
いつもと規模が違う。
それでも活躍している。
自衛隊とは、自己完結型の訓練された実力組織だと、改めて認識させられた。
だから、そこが違うのだ。
ボランティアが足手まといになる状況では、その訓練された実力を持つことが不可欠なのだ。民間組織でのボランティアでも最近はプロフェッショナルな医療チームとか消防とかいろいろとある。彼らも同様に訓練された実力部隊となっている。
そうでないと被災地では足手まといでしかなくなる。日本ではそういう経験と認識が不足していた。私にできることは何だろうか・・・と、万人が考えているこの日本で、その意識を開花させたのは、先の関西での災害であろうか。
自衛隊、そして消防庁、消防署、警視庁、警察署などいろいろある組織は、災害時にそのちからを発揮している。
地域組織、つまり行政や自治体はどうだろうか。
どちらかといえば、ハードよりソフト面でのちからを発揮するのだ。
実力組織ではできないことを、地元自治体がやれるのは、そこに生活があるからだ。地域の暮らしという共通の大切なものがみんなで共有していることを否が応でも知らされるのだ。
そういう、暮らしをどうしていくのか。
自衛隊のことを考えてみよう。そして、そこにあるものがハードでもソフトでも、サービスを受ける側の意識が一番大切なのだということであり、主役はやはり国民大衆であるということだ。
懸命にそこで生きようとする国民、それをいろいろな分野で支援する実力組織に対して、やれなければ処分するという立場のひとなどいないのだ。みんな懸命に家族とお別れも言わぬまま、それぞれの任務をもくもくとこなしているのだ。
もちろんいのちをかけての覚悟の上でのことだ。
前代未聞の不祥事でもあるだろう。放射能汚染という見えない敵にどう立ち向かうのか、そこにはいのちを賭した決意と行動があるのだ。なんびとにもそういう決意のものたちを処分なんてできないし・・・、そんな必要もない。
自衛隊組織のことについて、これからもっと念を入れて考えることが重要になっているのだ。
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