原発の専門家とは・・・
原発の被災後の経緯をみていると・・・、なにか空しいきがする。
私たちみんなが原発そのもののようなきがしてしまう。そして、原発になった私たちは重病を抱えている。大丈夫だと言われて、地域のひとたちに決して迷惑はかけないのだと、そういう重病には決してならないのだと言われてきたのだが・・・。
今、この福島の私たち原発は、未曾有の地震がもたらした津波によってめちゃくちゃなからだになってしまった。心臓がたかなり、頭脳は神経が切断されて、栄養がでたらめに偏向している。
ロシアやアメリカの原発のともだちがなったような重病ではないと、すぐによくなると言われたが、まったくそんな気配を原発である私たちには感じられない。
海水を入れられて、みんなが恐る恐ると回りに集まっているのだが、地域住民の姿はもうないのだ・・・。おれたち原発はあまりの重病のために見捨てられたのではないのか。
血液が漏れている。でも止血ができない。
骨も折れているし、神経もずたずただ。だから、頭脳をまず正常に戻すことが重要なのだが、意識不明の状況だ。
循環器系、神経系、消化器系も、そして骨組みも筋肉もすべてだめになっているみたいだ。
この病気の医者は内科医でいいのか。それとも外科医なのか。総合的な神経系の医師なのか。どうも見定めが利かないようだ。
外科がみるべきところは、内科医がやっているような、消化器系を臨床心理医が・・・なんては言わないが、どうもおかしい。
外国の先生にも依頼しているようだが、あまり進展はない。
暴発を恐れて、米国の専門の抑えチームがきているようだが、そんな風な深刻な状況にもなる恐れがあるのだろうか。
このままテロ組織に乗っ取られて、脅迫の材料にされるのではないのか・・・。
大丈夫だろうか。
私たちの原発の周りでは、人類の人間たちがいっぱい被災していてまだ捜索もできないでいるらしい。原発である私たちは何もできないのだが、もうこれ以上人間社会に迷惑をかけるわけにはいかない。
原発の専門家とは・・・原子力の専門家でいいのか。
それとも、その症状に応じた専門の医師がちゃんといるのか。素人集団が何か見知らぬ文献を持ち寄って、右往左往しているような状況では、原発である私たちの回復も自然死も望めないままである。
私が原発になったときにその前の実験段階の両親や祖父母から、どうしたらこの人間界に迷惑をかけずにその人類の発展に貢献できるかを、もっとしっかりとDNAシステムに入れ込んでもらうべきだった。
私も震度5の立地と聞いていたのだが、実はもっと震度7とか8とかでは耐えられなかったのだ。そのうえ津波の破壊力でめちゃめちゃにされて配管も配線も機能しないし、補助の心臓も動かなかったのだ。外からの栄養源も、津波でどっかへ引き飛んでいったから・・・、ざんねんだ。
もっと専門の原発医師にしっかりと診てもらうべきだった。昨年、そういう健康診断での指摘もあったのだが、つい無視してしまった。
だって、こんなにすぐにやってくるなんて思ってもみなかったし、こんなでかい病気になるなんて思ってもいなかったのだから・・・。
専門家に任せるしかないのだが、はたして3週間も過ぎてもこんなに迷惑をかけ続けているなんて、とても恥ずかしくて顔もだせない・・・。
もしも私たちが原発だったら、きっとそんな気持ちになっているのではないか。
ほかの原発のともだちには、こんな私たちのような原発事故にはかからないでほしいと願うばかりだ・・・。
ヒューマンエラーというが、原発にもフェイルセイフやフールセイフの自動的な機能をもっと増やして免疫力を高めていかなければ、友達の原発くんたちも同じことになってしまう。
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