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水俣とチッソ、そして原発と東電

この問題が企業城下町の問題をよく表現してくれる。

原発問題は、東電の企業城下町という構造を示している。

地方の疲弊は、深刻な問題だ。

どっちが大事なのだろうか。農業とは国民の食糧を確保するための重要な国策産業であるはずだ。でも、コメの評価が下がり、需要減少がその代替経済基盤として原子力産業を選んだということだ。

でも、行政も国もしっかりと政策的に必要だと保障している産業である。みんな理解はしている。でも、すべてをおんぶにだっこでは批判はできないし、もっとも危険な状況を示しているのだ。

チッソは水銀汚染の魚介類の安全性を問題ないとして無視しつづけたのだ。でも、現実に奇形などの被害がでると、それは想定を超えたものとしか言えなかったようであり、否定し情報を秘匿することでかなりな間、押し通してしまったのが間違いだったと言えよう。

でも、地元住民は殿様企業への批判はできなかったのだ。なぜなら家族の生活、親戚などご近所の生活も企業に依存しており、地域行政も同様なのだったからだ。

均一な考えではなく、やはり多様な視点でものごとを客観的に検証することの重要性は、50年程度ではなんの変化もない。

原発問題も、大きな被害が人体への影響が目に見えるような形ででないように最善の努力をすべきであり、いたずらに風評被害とだけいうことはあまりいい傾向ではない。もっと行政に対して批判的になり、もっと安全で安心できる自分たちの暮らしのために知恵と工夫をしていくことが大事になってきているのではないだろうか。

水俣とチッソは、原発と東電と置き換えてみるとよく理解できることである。

教訓を得たはずの私たちの社会がやはり同じ過ちを後世に子孫に残すことのないようにしっかりと現実を見つめて判断していく必要があると私は考えている。

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