原発かなり深刻だった・・・の報道見出しにびっくり
えっ。そんないつの間に、深刻に急変したのか・・・。
そういうグアイに驚いた。
やっぱり制御不能ということだったのか?と不信に想ったりした。
あらためて見直すと、それは初期のことであったようだ。
でも、この1カ月余り、とてもこころは休まらない。
ネットでいろいろな原子力関連資料を読み漁り、そこには防災計画でも別建てになっている扱いでびっくりしたりしていたので、怖いものにふたをする・・・というのが、私たち常人の態度だったとも反省している。
技術者は設計をしていくために設計基準や諸条件が必要としている。だから、一度設定された条件をいかに品質と納期と工費を予算内に収めるかで苦労する。
品質は仕様で決まる。そして、立地条件という部分を加味して個人的な安心のプラスマイナスを計算もする。安全かどうか。まず、公的な基準、国際基準などを元にして比較してどうかを観る。でも、その他の条件でもって大きな違いもでるのが一般的だ。
それは、設計者の思想とでもいおうか。同じ工費でより安定したものを創ればそれだけ安全であり安心できるのだ。でも、使用する側がいろいろな工夫をすることで防止していかなければならないことも多いのだ。
同じ車でも利用者によって、メンテナンスがうまくいく場合とそうでない場合、使用条件が過酷な場合とゆるい場合でも異なるのだ。
だから、その出来上がった原発は、それぞれに独自の過程を経て更新されることになるのだ。あぶない機械はかなりの余裕をもって廃棄する。そして最新の技術に更新することが必要だ。
機械はかならず壊れる。これは機械やさんにとっては当たり前のことだ。だから、いろいろな場面にどうしたらいいのかを考えることになる。
でも、地球の自然条件にかかわる立地は、一番の大きなファクターである。とくに土木は難しい。あまりに多様な土質、地質条件があるのだ。
機械の金属、鉄、非鉄金属、その他のメタル類は決まった機械的性質をもっており、強度もらくちんに算定できる。
でも、土質とか海がらみの立地は難しい。とくに土木でも、海洋土木はそれは神業のようなものだ。工事中から、ハリケーンがあれば、そこで波浪が工事中の資材を全部さらっていくこともある。
でも、それを防ぐために大きな防波堤を仮設として築くのは普通はコスト的に合わないのだ。でも、でも、でも・・・・。
いろいろな言い訳があるのだ。そんなにあるのだ。でも原発の主役は土木ではない。あくまで原子炉という機械がヒーローなのだ。
ヒーローはその劇場の主役であるから、しっかりとすべての公演をマネージできなければいけないのだ・・・・。
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