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父さん、種子島に帰りたい・・・

故郷に帰りたい。

そんな想いは、10人の兄弟姉妹を生んでくれた母のなくなった昨年初めから、こころの中に重くのしかかっていたのではないだろうか。

めそめそして父に電話したそうだ。

そして、そのあと、私は大丈夫だからと、父に電話があったそうだ。

ひとはときに自分という鎧を脱ぐのがいいのだと、私はときどき想うのだ。それは、自分という存在は絶対的であり、この私のすべてを知り尽くしているのだから、悩みぬき苦しみが幾重にも押しかぶさっているときは、とても耐えきれないと想うからだ。

そんなとき、ひとは何かに没頭することで、逃避できる。もともとあまり自分という存在を意識しないようにひとはできているらしいのだが、地震とか災害があり、恐怖にさらされると、それが表にどっとでてきて地震の揺れがいつもあるような感じに襲われるし、小さな物音にもびくっと反応するようになる。

それが、緊急時の自己保身の正常な反応なのだが、とても心理的には負担になる。だから、つい他者と自分を比較して足りないところを根掘り葉掘り探し出して、落ち込んでしまうのだ。みんな同じだ。

そんなとき、私は無理やり、この身体は同じだから、こころが多少不安定に揺れ動いても大丈夫だと言い聞かせることにしている。こころをからだから遊離させるようなことかもしれない。

でも、きついのは、その逆のときだ。身体がけがとか病気でどうにもならないというとき、こころは何ができるだろうか。そんなとき、からだに言い聞かせるのだ・・・「こころは大丈夫だから・・・」と・・・。

どんな時でも、いいことをいいところは残っているのだ。絶対にあるのだ。だから、そういうところを見つけることでひととしての機能、本能にたよればいいのだ。

そんなことを想いだしてくれていたら・・・と、おもうばかりだ。

母さんに会いたいとブログで心内を吐露していたというから、やはり、無理だったのだろうか。同じようなことを想いつめているひとたちがいっぱいいるのだということを、私たちはしっているのだが、そういう切迫した事態にはすぐに陥るので間に合わないのだろうか。

父さん、帰る、種子島に・・・。そういって欲しかった気がする・・・。

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