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震災に想う

もうすぐ2カ月が経過する。

このGWはボランティアが多かったという。

ボラセンとは、災害ボランティセンターのことである。

各被災地にボラセンがあり、そのニーズを得て全国各地の社会福祉協議会がボランティアの募集を行い派遣しているのが、組織だった活動である。

このほか、NPO団体の活動も盛んである。マッチングの仕事が主な業務になるのだが、そのセンターのスタッフの苦労は大変なものだと推測される。

地域によって、災害の状況が異なるのはもちろんであり、場所によっては、素人が勝手にいってそのままできることではないことも多い。ただ、日常の生活関連の仕事はいっぱいある。

がれきの撤去が一番多いのだが、大きな規模の撤去は専門家の手によらないと不可能であり、いわゆる一般ボランティアのできることも多いのだが、そのニーズの把握と情報の取りまとめがスムーズにいかないと、一種の縄張り争いのうようになってしまう。

その大元はみんなの同じ想いであるから、どうしてそんな・・・と絶句するのだが、これはよくあることなのだと理解しておく必要がある。

おせっかいというのが、ボランティアの別称であろうか。しかし、災害時にはほんとうは猫の手も借りたいはずなのだ。でも、こんなことをお願いしてもいいものか・・・とつい不安になるのではないだろうか。

震災で大変なことは、被災者がどう気持ちを維持して復旧復興再生に向けて進んでいくかであろう。でも、普通、被災者の心理はどうしようもないものはどうしようもないということであり、まったくどうしようもないことなのだ。だから、そこで私たちがそんな事態の中で想うのは、震災後のことなのだ。

また、あの生活ができるかどうか不安になり、どん底に陥った精神状態から、そこに少しでも明りが見えれば、ひとは立ち直れるのだ。信じることで立ち直る。それしかないのだから・・・だ。

どんな支援ができるのか。私はどんなことができるのか?そう考えると何もないということになってしまう。ボランティアへ参加するためのつてもあまりないことが多い。でも、私たちという視点でやはりこの地域社会の組織活動から見つけ出すことができるのだ。

そこに自分一人ではない私たちという社会の重要な役割があるのだと、私は考えている。

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