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渋滞の示すもの・・・

世界で一番渋滞の多いのはサンパウロだと・・・。そして二番目は北京だと・・・。

これって何かのバロメータになっているのではないか。

交通渋滞は不便で公共インフラの遅れを示すものであろう。

しかし、ここになんというのか、庶民のうねりのようなものを感じるのだ。

発展途上で経済活動が活発化しているのだ。

経済のうねりの大きさが既存インフラをどんどんと攻撃しているのだ。耐えられないと、それは経済発展の阻害要因となる。だから、どんどんと投資が行われて改善されていくしかないのだ。

ただバランスが問題だ。

環境は二の次だ。種々の軋轢も自然解消を期待するだけだ。それぞれの分野でのちからの大きさの競争である。弱い分野は遅れるのみだ。

一時的な都市の汚染も仕方のないものだ。そうとられる。だって、サプライチェンがスムーズに働くなんていうのはまだまだ先のことだ。弊害を流しぱなしで走るしかないのだ。

だから、途上国で交通渋滞のあることは、仕方のないことだ。

日本の昔を思い出す。

東京湾、田子の浦、四日市の海など、みんな公害だらけだったのだ。

だれも手のつけられないような汚染の中で、どうしたらいいのかと想いつつ、走ってきた日本の産業界の姿だ。

それは、自然災害でもおなじように感じるのだ。

災害への対応を放置してきたのだ。

それも原発という汚染源を安全で安心で平和的なイメージで売り込まれて教育されてきたのだ。いくつもの教訓を手にしながら、東日本大震災の福島原発のような甚大な災害にはまだお目にかかっていなかったのだ。

他国のチェルノブイリとかスリーマイル島の原発事故は、日本ではおこりえないとかいうわけのわからない安全神話で納得するしかなかったのだ。だれもそれ以上のことは考えないようになった。

アホとかバカとか見られないように・・・、見栄をはって生きていたのだ。

それは、車の渋滞と同じ現象ではないか。

ほんの少しの間、放置しても何も変わらないはず・・・、よくないことはわかっているが・・・まだ大丈夫ではあろう・・・。

渋滞の示すものが、ここにもあったのだ。

どうする・・・。技術の進歩というか、改善は急務だろうか。それとも、もっと違うレベルでの議論で人類の未来、子孫の安全安心をテーマとするものなのだろうか。

庶民が汗を流すことではなんともならないものが、そこには横たわっているのだ。原爆投下みたいな衝撃だ。なぜ核エネルギーは平和と戦争のどっちにも同じリスクを与えるものなんだと素直に言えないのだろうか。

まだ、大丈夫だ・・・。そんな車の渋滞とおなじようなことがそこに起きている気がする。

放射線はひとのDNAを傷つけるという・・・ところが、もっと正しく伝えられることが・・・、必要だ・・・と想うのだ。

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