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すべてが資源

がれきが資源だという考え方もある。

農水省は、木質バイオマス発電を考えているという。がれきの内木材を活用して燃料とする発電を行うというものらしい。

一万キロワットの設備で約四十億円だという。

当面、百億円を予算として計上してみるということらしい。

すべてが資源。

核エネルギーの汚染材は、でも利用価値がないように見える。

ほんとうにそうだろうか。今のところそうだ。

だから、使えない資源の代表として活用することだろう。

戒めのために、大量の核汚染物質を保管しておかなければならないのだ。

絶対に忘れないために、なにかを残す。でも、みんな嫌がるだろう。

安全な範囲とはどの程度か。

日本の原発中心に100km圏は人間が居住するには危険であるということなら、そこはゴーストタウンになっていくだろう。マーシャル諸島のビキニ環礁はまさにその典型ではないか。

それでも、ビキニ環礁もまた資源だと・・・。

ただ、住民はふるさとの島を追われて帰るあてのない流浪の民となってしまっている。

日本の原発中心にとにかく50kmぐらいの円を描いてみたらどうだろうか。気候的には200kmとか300kmとかもいうから、どこにも快適といえる棲みかはないのが、日本という国の現状ではないだろうか。

それでも、棲むというなら、どうしたらいいのだろうか。

仕事場としての日本という考えに原発がある以上、ならざるを得ない。地震の感知が鋭くなるのは時間の問題だろうから、予知したら退去するという前提条件での居住という姿にならざるを得ないのではないか。

しかし、ひとの棲んでいない地域での原発施設というのは、なんとも不気味で荒れ放題の事故多発で放置される施設というイメージしかわかない。

ひとが棲む必要がないなら、原発も不要だ。

捨てるか・・・、この日本の国土と国家を・・・。

そんな覚悟がいま求められつつあるのではないか・・・。

共存は新たな子孫たちのことをそうしろという意味なら、それは出来ないことだ。彼らが自らの意思を表明できない今、ここにいる私たちの未来への想いがその大切なものになるということだろう。

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