東京オリンピックのこと・・・
どうも不安だ。
もしもロンドンの代わりに日本がオリンピック開催国に決まっていたなら・・・。
どうする。
不安だ。
原発の問題は大きなことだ。海外から天才アスリートたちが来てくれるだろうか。
否であろう。
だれも来ないかもしれない。
東海、東南海、南海の連動大地震が現実に確率まで示している。90%近い数値だというのだ。東日本大震災の確立は、たしか30%程度はあったかもしれない。
もしも東京で直下型地震がおきたら、オリンピックを開催するということへのリスクをどう回避できるというのだろうか。
それは心理的なものでもある。
現実に起こりうることすべてに技術的に100倍ぐらいの精度で対処して安全の上にも安全をかさねたとひとがいっても、それでは誰も安心はしない。
もしも、そうなったらどうする・・・。ほんとうに大丈夫ですか。後で責任を問われますよ・・・と恫喝でもされたら、そこでビビってしまうだろう。責任を回避するのか、国民の安全のためにまずは原発をとめるのか・・・。どっちもどっちだ。
それよりは、オリンピックを中止するという選択が正しいのではないか。それは世界の天才的な競技者のいのちと技術を護る最善の策であろう。
どうしてリスクを冒す必要がある。
日本の復興のための勢いをつけるために、そうするというなら、そんなハタ迷惑な論理は通らないし、そんなことを日本国民は望んではいない・・・。
戦後復興は、人災だと信じたから、東京で開催できたのだ。復興へのシンボルとして大きな役割を果たしたのだ。世界の人たちもそういうことで協力したのだ。
経済が復興しつつある途上国の活力ある姿は、それは美しいものだ。
危険を冒してでもみにいく価値はあるのだ。
しかし、東日本大震災の後は、それはまったくちがうのだ。
ここで世界へむけて今のこの時期に、おいでください・・・というのは、どうも時期尚早ではないだろうか。
少なくとも、リスクを分散する形での開催、つまり隣国との共催というような姿がその選択肢にあるのではないか。
オリンピックは都市での開催うんぬんの話はまた別のことだ。これからの開催はやはりリスクを分散するという方針で対処していくべきであろう。
東京オリンピックよ・・・、もう一度・・・という希望的な観測とはまた別の次元での配慮が不可欠であろう。
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