メドをつけるまで・・・
辞める。辞めない。
そんなことはひとことも私自身は私自身に対して言ってはいない。
なんとも分かりにくいことだ。
みんなの面前で、若い人たちに引き継ぎますといったのに、鳩山前総理を目くらましにかけて居直ったとみているが・・・・、どうもそんなことはないだろう。
ようやく手にした政権与党の民主党は、手放せないのだ。だから、自民党という活力を失った前政権与党を手玉にとって、転がしたのだろう。
メドをつけるまではヤメマセン・・・。
これって、メドをつけたらヤメマス・・・、ってことだよな。
でも、メドなんてどこを指すのかあいまいで復旧復興には数十年なんていう試算もあるのだ。どこをメドにするのだ・・・。
最近は、メドなんてつかないし、メドなんてつけるつもりもないと言い張っているようなものではないか。
それで、党内外がガタガタ、ゴタゴタすれば、政権維持にはとても簡単な策略だろう。
辞めろ、ヤメロ、やめろ・・・。
そんなことを言うよりも、いつまでも死ぬまで死ぬ気でやれとエールを送ったほうが、菅総理の場合はやる気をなくすのではないだろうか。
二世三世の歴代総理が、すっとあまり総理の椅子にしがみつくこともなしに、国民の目にあまり触れることもなく、退陣していったことが、菅総理のこころにあるのだろうか。
そんなに簡単にやめるわけにはいかない。二世三世とか、ジバン、カバン、カンバンを受け継いだ政治家でもないし、苦難の末に手にいれた総理の椅子をそんなに簡単に手放すわけにはいかない。
それが、ほんとうのところではないのか。
それはそれでいいだろう。でも、なにかすべてを敵に回す必要もないだろう。敵を弄するには味方から・・・とも言うし、なんとも政治の世界は一寸先は闇ということだろう。
メドをつけて早く切り上げたい・・・、そういうのが一般的なひとの常識だと想うのだが、現実をまともに見ないで、先のことだけを心配するなんていうのは、かなりお疲れの様子だ。
被災者のためには、できるだけ素早くメドをつけていかなければならない・・・・のだ。そんな強い気持ちをほんとうに持っているのか、政争のみに浮かれておのれの権力の大きさをかみしめて悦に入っているのだろうか。
そんなことのないように祈っている。
がれきの撤去や仮設住居への移動、原発事故の収束が今の喫緊の課題だ。自治体の責任、事業者の責任、経産省、農林水産省の責任だという前に、政府内閣の責任をはっきりさせる必要があろう。
これではメドをつけるのを、ためらっているとしか見えないのだ・・・。
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