まさかとやはりの境目とは・・・
まさか勝つとは思わなかったのだが・・・・、
やはり、・・・勝ったか。
なでしこジャパンのサポーターの心情は揺れ動いたのではないだろうか。
ゲームでは先取点をとって相手をいかにあきらめさせるかが、大きな戦略である。
そのためにいろいろな戦術を使って、先取点をとるのが常套手段だ。
でも、そこに最後まであきらめない。先取点をなんどとられても取り返していくという驚きの心理作戦があったのだ。
これでは、いくら先取点をとっても追いつかれるという強迫観念にとらわれてしまう。
そこがねらいだ。でも、普通は「まさかかてるわけねぇ・・・」とあきらめるのだ。そして、試合が終わった後で「やはり、かてそうにないなぁ・・・」となり、あきらめるのだ。
でも、最後まであきらめないとこうなるのだ・・・・;「まさか勝てるとは・・・」、そして「やはりあきらめないと勝てるのだ・・・」。
この狭間に何があるのか。
楽しくて仕方がない・・・とか、面白くて仕方がない・・・とか、そんな心理だろうか。チャンスは必ずくる。最後の5分、10秒、3秒が勝負だ・・・。
なでしこジャパンの選手たちには、マケルという意識がなかったのではないか。楽しくて同点を狙っていたのではないのか。だから、そこで追いつけたのだろう。
ルンルンしていた監督の心理が選手に乗り移ったのだろう。4年も先倒しの世界一だ。
対戦相手もアメリカという女子サッカーの大国であり、恵まれたとしかいいようがない。
でも、みんなに希望を与えただろう、あのなでしこ選手たちの天真爛漫さと、清貧さを忘れてはいけない・・・。
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