麻薬体質・・・
国家の政策を推進するのに、住民の意見をできるだけ取り入れるという無駄をあらわにしたのが、この麻薬体質という仕組みを利用した原発増設のシナリオである。
造ってしまう。それまで麻薬を嗅がせる。
出来上がれば、そこで一度薬を断つ。
麻薬は中毒だから、絶対に手をだしてくる。
そこで第二の原発を導入させる。再び麻薬が利く。
この循環で、この国の国土は原発政策になんら反対はなくなる。
原発城下町となる。日本国中がそうなる。
ある日、未曽有の自然災害でコストダウンを図ったきた脆弱な原発は破壊される。
そんなシナリオもある。
原発を限界設計でコスト節減をはかるなんて、ひとの住民のいのちをどう評価してみているのだろうか。
それは事故責任で、自己リスクで判断して了承されたものであり、決して押し付けたものではありません・・・という政府の見解になるのだろうか。
よくわからない・・・。
現実を見てみよう。
だれもそんなことは言わない。
わたしはいいとおもいます・・・。そんなコマーシャルもあったな・・・。
でも、それは出演者の有名人の責任ではない。だれにもわからないことなのだ。ただ、中枢の関係者にはどれだけの危険性があるのか、危機的状況はどうやってもたらされるのかがわかっている。
当事者でないばあいには、すごくスムーズだ。米国、欧州の判断は安全再度という法則に従って報道されていたではないか。
日本はどうする・・・。
麻薬体質では、住民の健康状態が心配であり、適切な判断ができるといえるだろうか。推進シナリオに乗っかっていくしかない・・・と考えるのは、麻薬体質がまだまだ福島原発事故の収束も終えていない段階ではできないことかもしれない・・・・。
空洞化するぞ・・・。雇用がなくなるぞ・・・。どうやって生活維持できるのか・・・。
そんな声に脅されて、いや仕方ないですかね・・・、となるのか。
そして、ずるずるとまた麻薬体質にはまり込んでいくしかないのか。
原発増設は正しい・・・、なぜならば・・・急には止まれないから・・・・、とかいうことで決着なのか。
麻薬体質・・・という言葉が出る段階で、そこに狂気の沙汰が見えているとしか言えない。そんな単純なことではないのか。
いや、経済の発展と不可逆的な問題がある・・・とかいうのだろうか。
国民生活の破たん、そうなる・・・っていうことなのか。
疑心暗鬼になる。
同じような災害が起こるという、東海、東南海、南海での話だ。それまで襟を正せと警告されたような気もするが、まだ起きてはいない・・・。
そんな子供だましの考えしかないのが現実だ。
麻薬体質にすっかり侵されている。考え方もすっかりとそうなっている。
ここから立ち直るのはできるか?
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