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時代を生きること・・・

民主党の代表選は、その結果から、時代を感じさせるものとなった。

それは松下幸之助さんというパナソニックの創業者の時代を見る目を感じたものとなった。

野田財務大臣、今度の民主党の代表であり、今日午後に衆参両院の本会議を経て、第95代、65人目の総理となったひとに関係したことである。

松下政経塾という将来政治家を目指すというか、この社会のために働く人材を育成する組織を松下幸之助さんが造ったのだ。

どんな危機を感じたのか。

日本産業株式会社の社長を育てるということが、その想いだったようだ。

その第1期生が野田新総理なのだ。

日本に偉い人物は数あれど、近代においてこの世の中のためになることを、危機感をもって真剣に考えた結果であろう。

辻立ちを津田沼駅前で25年間つづけたのは、松下創業者の遺志だったようだ。赤ん坊を背負ったお母さんのためになる政治をやりたい・・・という思いが、駅前での辻立ちだったのだろう。

ねじれ国会だし、党内不和もあり、困った難しいことばかりだが、それだけである。やることをやるべきことをひとつ一つ解決していくことだ。

私は想うのだが、問題が正確にわかれば、それは解決したと同じなのだ。そこにはいろいろな道のりがあっても、とにかく私たちにできることの一番大切なのは、正確に問題の所在と中身を知ることなのだ。

この大震災のさなかで、政局を争っているときではない・・・というのがひとつある。そして、国会議員は国民の代表であることをしっかりとこころから理解することではないのか。ほかの選挙区で選ばれた先生のいいなりになって味方に加えてもらうというものではないのだ・・・というのが、そのひとつである。

この国の民は、しっかりとした教育を受けてきたのであり、議員の先生方と同じ知的レベルにあるのだ。だから、どんどんと問題があれば、探して集めて、そして解決していくことになんら問題はない。

それを隠ぺいして社会不安を回避するためには仕方のないことと、ごまかしてしまう。特別な存在であると誤解している。それでは酔っぱらいと代わりはないではないか。

時代を生きた松下幸之助さんは、多くの社員を食べさせるために、心血を注いできたに違いない。でも、政治がやはりしっかりしないと、そこから先は想像もつかないことを悟ったのではないか。

松下政経塾の存在意義を、今、初めてしったような気がする。そして、その創業者のこころの端っこをのぞかせてもらったようにも想う。

同じ志をもっと、この国の産業界が実現していって、そんな平成の志士たちを日本の将来のために育ててみてはどうなのだろうか・・・。

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