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柳井新所長への中韓露の批難は的外れだろう・・・

国際海洋法裁判所はドイツのハンブルクにある。

国際海洋法って、ずいぶん世界に大きな影響を与えた法律である。

途上国は、小島しょ国がとくにおおきなEEZを保有することになり、その恩恵を受けている。

日本は世界第6位のEEZを保有している。

当初、日本政府は国際水域での漁獲操業が制限されるか、もしくは皆無になる恐れから、反対していたのだ。

とにかく海洋は、過去、現在、未来へと渡って隣接国同士での争いの元になるし、国際的な紛争でもその覇権争いに影響する。

こういうものは国際的なコモンズ以外の何物でもないのだが、そこが理解できないらしい。

そんな国際的な海洋法での争いを裁く国際機関のトップに日本人がついたというだけで、警戒しているのはなんともこのグローバル社会において、とても不可思議である。

日本人だろうが、欧州人だろうが、中国人、アジア人、アフリカ人だろうが、ラテン系だろうが、関係ないはずであろう。

IMFのトップはフランスの前財務相だし、そのナンバー2は中国出身の国際人ではないか。だから、日本人がこの組織のトップになっても、そこになんら国家の傀儡だというようなことはあり得ないのだ。

IAEAのトップである天野氏が、原子力の安全において、日本への利益供与的な行動をするだろうか。そんな判断をするだろうか。

否である。

そんな行動をもししたら、そこで終わりになる。倫理意識がない。その組織の一員としてまたトップとしての責任は日本国民のためでもないし、出身民族や国家のためではないのだ。それは、国際機関としての役割に誠実に即して行われるだけなのだ。

だから、ちょっと隣国の中国、韓国、ロシアが、この人事で難癖をつけているというのが信じられないのだ。嘘も方便に似たような外交上のハッタリなのだろうか。それとも、領土問題へのけん制なのだろうか。

いずれにしても、こういう類の批難は的外れとしか言えない。

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