イノベーションが不可欠だと・・・
企業の社会的責任はCSRというのだそうだ。
最近は優良企業と呼ばれる会社には必ず営業利益を上げる部門と対立するような感覚で設置されているらしいのだ。
そしてBOPビジネスなるものが、国際協力分野でだけではなく、民間企業においてもきわめて重要になっている。
これらは、なんとなく利益を伴わない社会へのサービス還元だとだれもが信じ切っていた気がする。儲けているなら、少しは社会のためになることで企業のイメージをアップする必要があるというのは、社会に嫌われて商品の売れ行きに影響を与えないようにというある種の防御戦術だった気がする。
貧困ビジネスと言われるBOPビジネスは、とんでもない、売れるわけはないとか、当社の製品は関係ないというような思想が支配しており、なんともとんでもない関係ない・・・となる。でも、社会貢献の範囲で適当に・・・対処しておく必要はありそうだ。そう多くの経営者は考えているに違いない。
しかし、世界の65億人の9割以上は貧困層だというではないか。そんな多くの顧客候補がいるのに無視することがあり得るのだろうか。
いや、そんなに大勢の社会的な弱者をどう取り込むという発想ではなく、そこで必要とされているものを供給していくと考えるのが、社会全体を考えていることになり、結果として社会に貢献していくことになるのではないか。
ほんの数%へきらびやかな高性能の製品を販売することがより大事なのだろうか。それが社会の質を向上するのだろうか。
どうもまったく違う発想で私はいたようだ。
世の中の一部よりは全体をみてそのニーズをくみ取り焦点を当てるという技術の方が的確な見方である。
こんな簡単なことが、実はパラダイムシフトとなる。
今までのやり方をほんのちょっとだが、根本から変えることによって、そこに新たな発想が成立する。そして、社会の仕組みや教育や子育てだって変わりうるのだ。
イノベーションが不可欠だということが、ようやくわかってもらえる気がする。
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