インセンティブというリスク
メジャーでの契約は、常にどれだけの成果を上げてくれるかという点にかかっている。
しかし、選手のひとつひとつの成績、たとえばホームラン数とか、打率とか、ヒット数とか、そのシーズンのチームの成績にどう貢献したのかなど・・・、複雑な相関関係があるので、一概に言えるのだろうか。
選手の獲得の失敗例にヤンキースの井川選手の例が上がることがおおい。井川選手の前年の松坂選手の人気ぶりに比べると同じぐらいの能力でコストパフォーマンスがいいと判断されたのだろう・・・。でも、やっぱり使いかたにも問題があるのではないか。
インセンティブというリスクを選手が受けるかどうか・・・。そこに考え方の基本があるようだ。
自信があれば、受ける。なければなんとかごまかす・・・ということだろうが、プロのスカウトの目は厳しいだろうから、それを上回るものがなければ、なかなか難しいことだろう。インセンティブを与える代わりに全部包含して契約してしまうと、球団側のリスクになる。
そこでの結果は、なんともいえない。
それは、すべてリスクマネジメントの重要なポイントだからだ。井川選手も今年で契約は終了だろうから、これからが勝負ではないのか。
何か苦労を重ねてきた過去が、結実するのではないか・・・と、私は気になるのだが、どうだろうか。まずは、メジャーに残れるかどうか・・・ということか。
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