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ほんとうに大切なのは直後とそれからの10年間

東日本大震災から9カ月を経た今、ようやく助かったことと、なくしたものの大きさに気がついている。

あの我が子の笑顔や妻や夫の笑い顔なんかがどうしても忘れられないのではないか。あのときの3.11の午後2時46分まであったものが、家が、友達が、お店が港が、浜がもうないのだ。

間違いだ、夢だ、悪夢だ・・・と叫んでも、やっぱりそこにはがれきの後始末の後だけでしかないのだ。

どうする。どうしたらいい。

答えは難しい。若者はいるのか。いなければ老体にいくら鞭打っても、何も生まれはしないのだ。老い先を考えるとそこに希望はない。老い先を考えないと、周囲に迷惑をかけることになるかもしれない。

復旧復興といくら掛け声をかけられても、そこに強い意思と誠実なこころがなければ進みはしない。どうせ、だめだ・・・・となりそうだ。

そんな葛藤が続くのが、これからの一二年であろう。そんな中で、なんとかしていかなくてはいけない。

それにしても、どうやっていけばいいのか。

まずは、ひと周りの心の葛藤を経験してからでいい。みんな条件は違うものの、災害の大きさ、悲惨さは一朝一夕でどうにかなるものでは決してないのだ。だから、それでいいのだ。

どんな経験も、そういう状況が条件が整わないとできないのだ。いくら優雅な生活を望もうと、悲惨な生活が希望であろうが、普通の家庭の普通の子供として生まれてきたかったとかいおうが、そういう状況になければ、それはできないのだ。

だから、天皇陛下も皇太子も貴族も華族も士族も百姓も漁師も貧乏人も金持ちも成り上がり者もみんなそういう状況になければ経験はできないのだ。

今あるものをとにかく一通り受け入れよう。そしれこころにかみしめよう。

これは現実だってかみしめよう。そして、泣きたいなら泣こう。笑いたいなら笑おう。走りたいなら走ろうではないか。苦しくなって休みたくなったら休もうではないか。

とにかく、このおれたちのわたしたちの心の中で経験できるものはみんな吸収しよう。そこからあとのことを、子供たちのことを考えよう。

そうしよう。

ほんとうに大切なのは、今までのこころの中に想ったことと、これからの10年なのだ・・・。

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