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増税と潤沢な財政構築

庶民から税金を取って絞りあげる。

これがお上の財政構築の基本である。

しかし、お上は商人から多額のお金を借りているので、ちっとも潤沢な財政を構築することはできない。

そうしたら、また庶民から絞り上げる。庶民が死なない程度に厳しくやる。お金を集めるにはそれしかない。

でも、また商人にお金を返すことでまた借りることとか、賄賂なんか・・、いやリベートっていうのかな・・・、そんなこんなで、キャッシュフローは回るってことだ。

でも、幕府の台所は火の車だって・・・。

そんなのほっとけ。どうせ商人の稼ぎになって回ってしまうお金だから・・・な、ほっとけ。

みんな商人から税金を取ることをすっかり忘れている。お金を借りられなくなるし、リベートが入ってこないと武家の台所は回らなくなる。だから、いろいろなインセンティブでごまかす。

そんなところだ。

でも、ときには勘定奉行が厳しいことをいう。

だが、だれも増税なんて商家には訊ねない。だって、言っただろう、それでは武家の台所が回らないって・・・。

だから、庶民から年貢を踏んだ来るのが一番だって・・・。

それって今でいうとなんだ・・・。

消費税っていうやつかな。なんといっても庶民は数が半端じゃないから・・・、全体の総額でいう効果は絶大だしな。

幕府の長老たちが商家に何も言わないのは賄賂のせいだし、庶民に向けては、ワル代官の仕業でごまかすっていう戦法のようだ。

おれたちは年貢の軽減を叫んでいるっていうふりをしないと、時々一揆の対象になったり、鼠小僧のNPOにやられて目をつけられるから、そこはそうかぶり物でごまかすっていうことだな。

増税なんていうのはとくに庶民は気にしない。生活できる公正な範囲なら、それで義務と責務をはたすのなら、よろこんで協力する。

でも、ご政道をあずかる幕府の幹部は、そうはいわない。庶民を惑わすことで、祭りごとを進める魂胆らしい。

選挙のない武家社会でも、周りの目、評判は気になるらしい。だから、頬かむりってことだな。

そんな民主党の元代表っていうひとも似ているよな。どこに腰を下ろすのかよくわからないんだな。

池田内閣の所得倍増(ほんとの狙いは所得税倍増なんだぜ・・・)という政策が、なにか実直に感じるこのごろだ・・・。

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