大気循環とか・・・
地球物理という学問がある。
地球を形作るのは、星というものだ。
その地球には水があり、空気があり、それが太陽の熱を受けて循環して、いろいろな自然減少をそこの生物にもたらしている。時には自然の恵みであり、ときに残酷な災害とか滅亡なんていうものもある。
そこに住む生物が壊滅していく状況は、気象の変化であり、大地の変化であり、生態系の変化であったようだ。
そんな地球物理なんて関係ない・・・。なんでそんなことを考えたり研究したりする必要があるのか・・・。理論と現実は異なるから、いくら悲惨な災害があろうとも、人間の一生という短い間に起こることは稀だと、だれもが信じ切っていた。
だが、今の人類の経済活動は、その地球の大気循環や、温度変化にまで影響を与えるようになっている。規模が違うという観念が、どうにもいつの間にか限界点を通過してしまったのだ。これからでも遅くない・・・。そう念仏でもあげながら、さらに経済活動を激化してしまうよのなかになっている。
恵みをありがたく頂くという姿勢とか考え方ではもうこの世の中では生きていけない・・・。そう経済人が考え、そのための便宜を図る政治家が横行している。
大気循環が、大きく変化し、異常気象とようやくひとびとの耳にも入るようになった。しかし、そういうものはすべてこのちっぽけなひとたちの頭の中で起きている現象そのものではないのか。
生き物という存在であるという認識を持てない人類がはびこっている。そこに大気循環を狂わし、激動の自然現象を引き起こすおおもとがあるのではないか。
おのれのこころを他者のこころが映す。そんなことは、大自然でも同じようだ。おのれが自然を敵視していれば、自然もそうする。
自然が好きになれば、そこで起きる現象がまったく同じでも、自然と一体化していきる幸せというものがある・・・。そんな気持ちが大事ではないか。
大気循環とか、こころの循環とかもある・・・。
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