なでしこ
人気は実力を裏付ける。
そんな言葉がでてくる。
実力がないと人気もでない。
そこで終わる。
実力があっても、人気がでないとそこで終わりになる。
なでしこは、そういう状況が想定以上にうまく整ったのではないか。
選手の素質、監督の采配、そして国民の驚きとサポートもあった。
こういう背景に、日本人としての目覚めのようなものがあったのである。
それが災害というものではないのか。普段から様々のことを考えているわけではない。
自分の周りの状況でできることは限られている。
だから、そこでどうする。
そのときできることしかできない。
ただ、しっかりと現実を認識していれば、そこにおのずと意思決定に当たっての覚悟がついてくる。
そこが、ちがう。
終わることで始まる。
始まりがあって、終わりがあって、そこでの繰り返しが「なでしこ」を生んだのだ。
つぎの頂点はどこにあるのか。まだこの状況が続こうが、途切れようが、それは始終だ。つづけることが一番なのだ。
そこに栄光と挫折がある。それでいいのではないか。
一度でも、栄光をつかんだ経験は実に尊い。そして、幾度となくそこへ向かう勇気が手に入るということだろうか。
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