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水俣学

社会のしくみ、政治のありよう、そしてひとの生きざまを教えている学問が、水俣学だ。

原田正純医師が、水俣病へかかわったのは最初の奇病が発生してから何年になるのだろうか。

病気を治すという仕事は、やはり社会や政治やひとの生き方に大きく関係しているのだと、いつも思い知らされる。

雇用、産業、政策、政治、そして、ひとの技術や考え方が大切なのだ。

この仕組みがどこかでおかしくなる。つまり、戦争を起こしてしまう政治があり、公害をもたらす産業があるのだ。

自然災害によって社会が混乱する上にさらに人的な行為が悪い結果を招くような事態が多くみられる。

どこに原因があるのだろうか。

働く場所がないと生活できない。

地域の産業は重要な存在だ。

それが公害となって地域社会に不利益をもたらす。

でも、そこに家族の生活を依存している働き手に、その改善を求めるちからはない。

だから、なんらかの基準が必要になる。

「水俣学」にこれから学ぶことが多く含まれていると、私は考えている。

原発問題も、水俣学に通じることが多いとみんなが気付いているのだ・・・。

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