得体のしれない支持率に振り回されて・・・
なんと滑稽ではないか。
一国の総理が、巷の世論調査の支持率に振り回されているのではないか。
総理とは、この国で一番尊敬を受ける職務であろう。
党利党略に従うことが、今はないようだ。議論が食い違えば、わかれる。分離してしまう。なんという希薄なつながりでしかないのだろうか。
政府支持率、政党支持率、総理の支持率、国会への支持率などいろいろとあるようだが、どうにも東日本大震災の影響を過小評価していないだろうか。
原発事故もあったし、放射能汚染でまだまだ苦しい時間が続くのだ。
今やらなければならないのは、被災者の救済であり、ケアであり、地域産業の復旧復興であろう。もう一年以上を経過したものの、実情はこんなところにも影響があるとか、あらたなことがいっぱい残っていることを知らしめてくれる。
そんなに簡単ではない。みんな知っている。受けた打撃はそんなにすぐにはなくならない。いつまでも残るのが普通なのだ。忘れていても、こころの中には、想いがあるのだ。せつなさ、悔しさ、そして力のない現状に身を引き締めてみても、その状況は変わりはしないのだ。
そこで、この時期にまた総理を変えるというのだろうか。
民意は、原発問題と、税制社会制度問題で吹っ飛ぶという感覚でしかない。だれも被災地のことをもうわすれているようになったのか。
得体のしれない支持率に振り回されているなんて、この厳しい現状からして許されることではない。
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