mamofish

この世界のバランスが崩れている。

ちきゅうの大気が海があったかくなっている。

だから大気の循環が激しくなって、天気がはげしく変動するようになった。

豪雨で被害を受ける。

半世紀もなかったことが、この数年で起きつつある。

なぜだろう。みんな不思議だと思い始めている。

いつか高度成長後に、湾内が毒々しい色に変わった。魚による汚染物質の生物濃縮が始まった。しらずに食べたのは、昔から魚を食べていた地元の住民たちだった。

生活水準は、汚染元の工場のおかげで雇用ができて、たしかに向上した。

だから、だれもその廃液が原因だとは言えない。工場がないと生活水準が保てないとどうように、暮らしが成り立たなくなってしまうからだ。親を養うことも、子供たちを並みのレベルで育てることもできなくなる。

そう考えると、何もできない。

でも、半世紀もこれからもずっと苦しみが抜けないなら、あのころに生活のことをあきらめて水準を適切にしても生きてはこれたのではなかっただろうかとも思う。

生活水準は、原発事故での放射能汚染でも同じことが起きている。

これからずっと環境に影響を与えてしまうことは明らかだ。だれが、これで安全だといえるだろうか。

生活が電力を必要とする。家庭も企業も社会も、成長というものがなくては、続かないと誤解している。みんな誤解している。

いみじくも隣の韓国トップが日本という国は、もう凋落の一途の国でしかないと揶揄しているではないか。

そんなことは関係ないが、やはり真摯に考えると、生活のバランスが要らないものを求めて膨張してしまっていることは確かだ。

今あるもので生きる。そんな覚悟が、終戦の日にもう一度真剣に両親や祖父母のころの決意をこころにかみしめていくための役にたつのではないか。

これ以上でもこれ以下でもない、そんな生活の水準を私たちは見つけていかなければ、未来にむけて胸をはっていきることはできないのではないだろうか。