負の循環:生活保護の問題
生活保護をうけても生活そのものが、成り立たない。
それは、個人の暮らしの基本がないからだという。
保護費は生活のためではなく、酒とかばくちへと消えることが多いそうだ。
それは、保護を受けていると言う自覚があるからこそ、自尊というものが消滅してしまうのだという。
とすると、生活保護をうけて世間から白い目で見られることになり、それがさらに卑屈にさせることになる。家族や親族も非難されることになり、また当事者は迷惑をかけたと責任を感じてしまう。
自立するための生活保護でもあるが、負の循環へと招くことは、そういう迷路へとはまってみないとわからないことかもしれない。
普通に生活できるごく一部のひとたちの一言が、大きな打撃を与え続けることとなる。
国内における貧困、世界各地の貧困。いろいろある。
私たちは産み落とされたその地で、迷うことも許されずに、その地でいきるしかない。今は情報通信が盛んである。しかし、個々のひとのこころは、そう変化するものではない。
なんともないことで苦しむひとたちもいるし、それが甘っちょろいと批判するひとたちもいる。ただ、当事者でないとわからないことがある。
その心理はできないことはできない・・・。そういうことではないのか。っできるひとにはなんでもないかもしれないが、できないこともある。
社会全体でそこをカバーし支援していくことが必要不可欠なのだ。負のスパイラルに陥ったらそこから立ち直るための反対のスパイラルをあてはめることだ。
自虐のこころを慰めるには、自立のこころを芽生えさせることが必要だ。
ほんのちょっとの違いでしかない。
ひとの能力はほとんど変わりはしないってことを、わたしたちはよく知っているのだが・・・。
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