からだのしくみ
骨格標本はなぜ恐いものだと思うのだろうか。
小学校には、一体ぐらいは理科室においてあったのではないだろうか。
骸骨(ガイコツ)なんて、とても怖いものという気持ちでしかなかった。だが、今、Tシャツとか衣服にアクセサリーにともてはやされている。
街では普通にファッションとなっている。
とくにヤクザでもないし、そんなに偏屈でもないし、なんと普通のこととなっている。
そこに内蔵があり、身と脂肪と皮膚とがあり、目とか耳とか、口とか鼻とかがある。そして、機能的なものは血液循環器系と神経系統が担当する。もちろん、消化系統もあるし、呼吸器系もある。
酸素が必要なのだし、からだ中を回った後は二酸化炭素を排出することで、からだを支えている。つまり命を育んでいるのだ。
これらが、止まると、いのちは消滅する。死んでしまう。
なぜ脳があるのか。
動物は動くために独自のコントロールが要る。そのためだ。
ただ、栄養を確保するための獲物をとらえる本能だけではまずかったのだろうか。
人類は弱者だから、いろいろと戦略戦術を考えないと生き延びてこれなかったのだろう。それを補うために知恵がついたということだろう。
だが、それが役に立たないこともある。
工夫が足りない・・・。ちょっと能力不足ってことだろうか。だが、人間社会を組織して弱者を保護している。時代によっては弱者を駆逐してきたこともあるようだ。切り捨てごめんというやつのようだ。種の保存としては強い遺伝子をもち優秀な遺伝子を持つ方が、頼もしいだろう。だが、いろいろな状況に応じて対処していかなければならないことも多いから、自然も人類も、その他の動物社会もすべて多様性を維持することで、その種の継続性を担保してきている。
からだのしくみは、そういうもろもろの博物館のようなもの、いや百科事典のようなもの、いやいや、知恵と工夫の宝庫であろうか。
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