うごくもの・・・動物の基本
基本的なものを、つまり基本的な機能をすべて一体化していることだろう。
動くためにはどうするか。
たんぽぽが考えていたら、タネをとばすことで、動く必要はない。ハチとか昆虫を、そして鳥類を媒介にして移動させることができるから、動かないでもいいということで、今はナットクしているらしい。
だまって動かないとストレスがたまるから、植物にはたましいとかこころはない。そんな必要がないから、DNAにすべての制御要素が詰まっていて、自然に子孫は育まれるようにプログラムされている。
だが、動物は何かに出会って捕食されそうになったり、打撃を与えられて生命の危険に遭遇したときにとっさの判断で逃げ伸びる可能性を持たせないといけない。すぐにお人よしでは子孫はいなくなる。
そこで自立という機能を高める思考回路が発達したのだ。
栄養を採る。見る、聴く、感じる。
呼吸することで、酸素を取り込む。血液の循環でからだを維持する。いつも新たな細胞で維持する。寿命があるのは仕方がない。
いのちとはそういうものだと、DNAは語っている。
コンパクトにまとまった生き物が、動物だ。
動きまわることができる。
敵と味方を見分けることもできる。
うごくものの基本は、やはり長年を要する一大プロジェクトだっただろう。
でも、何かが足りないようだ。あまりに旺盛な好奇心は、科学技術を発展させて、その闘争心から、絶滅へとつながるプロセスに気付いていないようなのだ。そこが、心配なのだ。
みんな不動物なんていうことになるかもしれない。
そうなれば、衝突もおきないかもしれない。
それでも、動く仕掛けをどこからか、持ってきて、今と同じようにケンカを繰り返すはずだ。
だって、ひとの繁栄はどこかで止まっていかないと、この地球環境では納まりきらないのだから・・・。結果は同じ。あまりあがいてもどうしようもない運命が待っているということのようだ。
あっと思って目覚めた。足はある。手もあるし動ける・・・。ああ、よかった。夢をみていたようだ、うなされていたかも・・・。
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