なでしこの力・・・
サッカー日本女子代表チームの活躍はすごかったあ。
ワールドカップでの成績は信じられないものであり、その後のロンドンオリンピックでの活躍はまた力の充実ぶりを見せてくれた。
ただ、いままで脚光を浴びる立場になかったことから、その急変に選手たちが動揺しないように願うのみだ。しかし、男子のサッカーが世界的に注目を浴びる競技であることから、選手たちは女子のサッカーでもその道のりは同じだと感じているのであろう。
のびのびと欧州リーグにも進出して、日本代表としての活躍に貢献もしている。
どれだけ多くの被災地のひとたち、とくに子供たちは、放射能汚染の脅威から屋外での運動が制限されることも多い中、なでしこをはじめとする各スポーツ界の一流選手たちがチャリティに訪れたりして、励ましている。
ねでしこの力は、そういう日本のスポーツ界のこころを表していると、私は感じる。
ともすると、プロスポーツ界は金銭的なバブルのような状況から、ついセレブ的な堕落した姿を格好いいと言わせることで、ドラッグとかタトゥなどの外見の派手さで、ひとびとを惑わすようなこともあったのだが、今はちがうようだ。
自然災害は防げないものだが、それは立ち直る余地を常に与えてもくれる。ひとのこころの強さは、そんな苦境のときに発揮できるように機能プログラムがつくられているのだと、私たちに感じさせてくれる。
そして何よりも、そういう憧れ的なところで堕落しそうなプロたちの一面をきっちりと否定して、被災地の子供たちに希望を与えるという役割をしっかりと担っている。
いつの間にか、そういう人物になった選手は、プロの世界の厳しさとおのれの才能を十二分に発揮していけるという自信をもったのではないだろうか。
なでしこの力は、そういう可能性を日本人のこころになげかけてくれた・・・。
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