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先取りと前倒しのワナ(景気対策の陥穽)

安倍ノミクス。

だれにでもわかる。

景気を良くするために、そんな簡単なことでいいのか。

散々、議論されてきた積年の問題である。

戦後復興のためになにが必要か?と、戦後60年にわたるものがある。

被災後復興のためになにが要るのか?と、もう二年近くになる。進捗は遅々としている。だが、仕事ってそういうものだ。エス字カーブなんだ。

そういう基本をちゃんとわきまえて、完成することを頭に描いていないといけない。

プランなしで、完成はしない。一歩一歩着実に進めることが大事なのだ。

先取りを読み間違うと、お金が回らなくなる。需要を前倒しにしてもそこにプランが充実していなければ、空回りだ。

ちゃんとしたステップを踏んでいることは、エス字カーブの前半と中間に重要なのだ。後半に挽回というのではなく、計画通りに、完成するプロジェクトとは、そういうものだ。

産業再編から、成長戦略が描けないプランは、破綻する。

ちゃんとした所得を需要につかう、回す。つまり、今あるお金、今稼いでいるものですぐに使うという原則を自覚しよう。

江戸っ子の「宵越しの金はもたねぇ」というのは、稼いだ金は母ちゃんにほとんど渡して、それを隠すために、飲み屋で使いっぷりを模倣していたのだ・・・。

でも「いけねぇ」「借金はいけねぇ」。

野田前総理は、消費税に手をかけた時に、覚悟を決めていたはずだ。

政権は、流れをやはり重要視して運営していかないといけないのだ。そういう意味で、自民党政権は、消費税を自らの手でやりぬくことはできなかったのではないか。それが一つの重しであった。

覚悟してきた道を、おもえばマニフェストにないということに手を出すまでに重要な法案だった「消費税」は、政権をつぶす・・・というジンクスを守ったということだろうか。

必要なものは、庶民は「宵越しの金(必要のない・・・)」は持たないし、持ってもいないが、要るものはなけなしでも先取りでも、負担できるものはそうする覚悟でいる。

貧乏人、貧困層の数は多いのだから、その総額は富裕層よりもずっと信頼性のある財源である。その重要性をよく認識しなければならない。

国家が錬金術を使って、国家所得の先取りを行い、偽の需要の前倒しを政策として掲げることは、やはりまやかしの行政であると断定できる。

だが、打つ手はあるか。

貧乏人、貧困層の少額の税が、この国を救うという論理をもっと政策に入れることが必要だ。言語政策は日本国ではほとんどだれでも識字できるし、理解もできるのであり、言語による誤解とか認識不足はない。

景気対策の欠陥を補うには、「貧乏人と貧困層という認識とその論理的なかつ効果的な活用」が重要である。

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