西高東低
日本列島の中央にある山脈が、日本海と太平洋岸の気候を決めている。
とくに冬は、日本海側の豪雪のメカニズムが西高東低というもので説明される。
ひとのこころもそうなんだろうか。
こどもごころに想った。
日本海側は冬はいつも雪雲に覆われるか降雪でときに激しい吹雪で暗い。ひとのこころも暗いのか・・・。
太平洋側のひとたちは明るい・・・ということになる。だが、そうだろうか。たしかに冬に雪が積もることは日本海側に比べてすくない。だが、冬はふゆだ。
ゆきのない冬があるのだ。雪国育ちにはとうてい理解できないことがいっぱいある。
雪のない地域のひとたちが冬衣装をまとうこと自体、わからない・・・ものだった。
だが、寒さとは、寒暖の差であり、そこでの変化がひとの意識にある。冬はふゆだ。駿河の冬は雪がなくとも、ふゆそのものなのだ。
西高東低なんてないのだ。
その土地のよさもわるさも居心地のいいなにかに化けてしまっている。それがふるさとだと、わたしは想う・・・。
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