不可侵領域・・・
みんなこれ以上近寄ってもらいたくない範囲がある。
それが個人領域というものだろうか。
しかし、そんな権利は認められていないはずだ。
だいたい、ひとは動物だから移動するし、その時々で自分の領土を持ちあるけるはずもない。
だから、代わりに国家に属してその範囲内で動いているということか。
それで、外国にいくにはパスポートという旅行手形をもたないといけないわけだ。そういえば、旅券には日本人だから、その通行を許可してくれるようにというお願い文が記述してある。
国内外関係なく、ひとりのひとが侮辱を受けてその個人領域にはいってこられたら、ひとは反撃する。防御というのが正しいだろうか。
そして、ときには他者の領域に侵入もする。だが、反撃されて撃退される。
不可侵領域をもまもるには、軍事力がいる。軍事力の維持には資金がいる。だれが支払う。それは受益者というものが負担するのが原則だ。
しかし、国家となると軍事力だけではない。そこには主権者である多くの国民をまもる必要があり、その居住空間や資源を含む領土の保護維持もある。
侵入者はいつも虎視眈々だし、そこにも保安の体制維持が要る。
経済分野では、この不可侵領域がグローバル化という流れによって、問題視されなくなっている。ただ、国家への企業組織などの経済体がその帰属を証明するために税を納めている。
だが、あいまいになりつつある。現地法人というもので、本社や本部の租税を免れることも合法的になる状況にある。
どこからどこまでが不可侵領域なのか、この時代ではなかなか把握が難しい。ただ、それはだれのためになんのために必要なのか・・・という基本的な命題をしっかりと、共通認識としてもつべきであろうか。
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