屋台と原発
花火大会の会場で屋台のガソリン発電機が引火で爆発した。死傷者が多数でた。
はじめプロパンガスの爆発だと報道されていた。
ドン、パンという破裂音だったらしい。
ガソリン給油時に引火したようだ。
そんなバカなことがあるのだろうか。プロパンガスの事故も多いが、その扱いは危険であり、講習会が行われている。
だが、ガソリンは比較的、ゆるいようだ。
そこが抜け穴だったらしい。もちろんだれも周囲の一般大衆で花火見物客に危害を与えようなんて言うことではない。楽しむための見物客を満足させるための屋台である。
だが、事故は起きた。なんだろうか・・・、油断だろうか・・・。
原発も安全神話だというが、そうだろうか。
果たして、前述のひとだかりの屋台の安全性と比較して、原発はどうなのか。技術的にどうなのか。科学的にどうなのか。
政策的なものですべてをあやふやにしていいのだろうか。
屋台と原発。安全な運営にかかるメカニズムはどっちが信頼できるだろうか。庶民は安心して近づいていたのは屋台である。行政も認めていることだ。
だが、原発はどうだろうか。規制されて普段は近づけない。
専門家の中のプロという人たちが議論して、その核燃料サイクルをどうするのかという段階のようだ。埋めるしかない・・・。それが結論のようだ。
人類が滅びて、今の文化が通用しないような未来に課題である未解決の部分は封印して先送りという結論であった。
だが、そのプルトニュームは戦での核兵器になる。だれがその使用を止めうるだろうか。もしも世界が暴走したら、先を争って、その埋設物をとりあうのではないか。
としたら、屋台の安全性とは比べ物にならない。愚かな人間という前提、間違いを犯す人間ということを否定できなければ、採択のとれない、トップやリーダーが意思決定することのできない問題を抱えているのだ。
屋台と原発問題。どっちが安全か?
全身火傷でなくなったという子供のニュースが、こんな疑問を私にくれた・・・。冥福を祈る・・・。
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