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ひとの伝家の宝刀?

ひとの一番のちからは、ひとを嫌うことかもしれない。

そこに理くつはない。

嫌いだから嫌いだ。そう言われると、ひとは自信をなくすのが常だ。

嫌われると、ひとは嫌ったひとを嫌いになる。それも理屈なしだ。

ときにひとは私は自分からは嫌いはしないと屁理屈をいう。だが、本当は嫌いなのだ。ちょっと先に嫌いだと言った方が、なにかを繕うために「いつもオープンだ」とかいいわけをする。

でも、嫌うには本当に嫌わないといけない。もしも、それでも好きだと言われてしまったら、そこではたと困るからだ。実は、そう嫌いでもなかった・・・なんていうこともある。

ひととひとのこの話しは、国と国の話しにも相通じる。

どうだろうか。伝家の宝刀を抜いてみるか。

お前なんかキライだって言ってみたら・・・どうなるだろうか。

いや、困った。困った。

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