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福島の子らへのいじめに思う

だれでもこのテーマでコメントするときに感じるのは、なんとも寂しく、むなしいというものではないか。

わかっているはずなのに、学校という現場に放り出された福島のこどもたちは、奇異な目でみられたはずだ。なんでもない転校生でも、奇異な目はある。だが、そこに社会的な事件とか大きな災害が絡むと、差別的なことが起きる。

個々にみれば、まさかうちの子が、あの子がそんなことをするはずもないと信じられないだろう。

みんな大人たちはこどものころを思い出してみよう。

たしかにみんな常識はしっている。これはいけないとか、だめだというのはわかっている。でも中に入ると、それは一つの独立した世間である。こどもたちが日常を過ごすのは学校という世界だ。

郷に入っては郷に従え。この言葉が、いいように動き出す。ほんのちょっとしただれかの一言がトリガーとなる。

だが、冷静になれば、だれもそんなことはしない。

いじめる側といじめられる側は、ひとつの世間にある。そこでのしのぎあいは回避できるか。それとも、無理か。

自分の子供のころ、いじめたり、いじめられたりしたことを思い出してみよう。

行動で手を出したかどうかは別にして、こころの中ではかなり辛辣だったのではなかったか。そう思うと、とても涙が止まらなくなる。そこでとどまってはいけない。

日々のニュースについてもっともっと注視していこうと思う。反省を込めて・・・。

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