低成長って悪なのか?
成長ってなんだ。
赤ん坊から大人になることが一番わかりやすい成長の定義ではないか。
だれにも分かる。何もできない赤ん坊が大人になる。
もちろんすべての才能は生まれた時にもっている。
DNAの中に成長のメカニズムがある。
だれもが最後は死ぬというプログラムに従う。
だから、奇妙な永久に成長するパターンはない。
どんな英才も天才も神童達もぼんくらの大人や老人になって死んでいく。
だから、そこに成長のために起きる滞留はない。
なんというシステムだろうか。
経済はいつまでも成長を続けるシナリオでしかないようだ・・・。そうなのか・・・な。
疑問はある。経済は成長を鈍化させることも高度に跳ね上がることもあるが、どうもなんらかの制約をもっているようだ。
経済はひとの作ったものだから、ひとの心理に影響を受ける。
高度成長は長期的にみて右上がりのカーブを急激に描いている。
それをどうするのか。
ずんずんと右上がりにしていかないといけないのか。
経済成長の指標がおかしいのだ。
ひとは持続性に気づいている。
ひとは自然に囲まれた暮らしが一番だとしっている。
家族の語らいや集いは集落での祭りなど伝統文化を地域ごとにもっている。
他国や他地域の貧困を踏み台にする成長は不要だ。
みんな背たけにあった景色をみて日々の暮らしを楽しむ・・・、そんなイメージが浮かぶ。
経済成長の指標は、ひとびとの暮らしへの満足度ではないのか。
しあわせとか、こころのやすらぎとか、努力の喜びとか、いろんなものがそこにはあるのだ。
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